2010年09月20日
クロ・サン・ジャック 1999 フーリエ
Gevrey Chambertin1er Clos St Jacques
1999 Domaine Fourrier
ジュヴレ・シャンベルタン クロ・サン・ジャック
1999 Domaine Fourrier
ジュヴレ・シャンベルタン クロ・サン・ジャック

へたなシャンベルタンをしのぐ1級畑のクロ・サン・ジャックで、なおかつ、99年のフーリエは、抜栓直後から香りが別格で、完璧な状態がわかります。
この複雑で若々しい香りは、通常のブルゴーニュではありえないスケールで、よくワインの価値の半分は香りにあるという表現はこのようなグランヴァンのためにあると実感しました。
香りだけでも飲んだような気にさせられるほどで、時間がたつごとに増していきます。
味わいは、けっして濃厚ではなく、ナチュラルで繊細ですが、徐々に本来の力強さと熟成による深い擬縮した果実味に変化していきました。
飲むたびに表情を変えて、なお香り、味わいが出てくるというのが、フランスの偉大なワインの特徴だと実感しました。
同時に開いていたワインも非常に濃厚な香り、高いアルコール度数のワインでしたが、スケール感がちがい、良い比較対象になりました。
おそらく世界的にも数少ない、ワイン(ヴィンテージ)なので二度と味わうことはないかも知れませんが、貴重な経験になりました。
Posted by ヴィノキナワ at 16:05│Comments(0)
│Grand Vin
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。