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2010年10月09日

ヴィンテージの味わい

Domaine des Bois Lucas
Touraine Cabernet Franc 2004
ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ
トゥーレーヌ カベルネ・フラン
ヴィンテージの味わい

04年はフランスのワインにとってはあまり良いヴィンテージではありませんでしたが、(南フランスを除く)ボワ・ルカのワインは早くから楽しめ、熟成も期待できる魅力的な年でした。

ヴィンテージの良し悪しは、一般的にワインの良し悪しと誤解されがちですが、良い造り手のワインはその年の個性として現れます。

もともと晩熟型のカベルネ・フランでは熟成して飲み頃になるまでには最低でも1年以上、あたり年では5年以上かかる事もあり、忍耐と経験も必要になります。

ブルゴーニュの04年でも同じような状況で、良い生産者のワインはリリース直後からとても美味しくて、価格も手ごろでしたが、良い年といわれる02年は、その高い品質ゆえに本来のポテンシャルを発揮するのは10年以上かかると思われますし、価格も高騰して敷居も高く、マニア向けとなってしまいます。
(それもワインの楽しみで魅力のひとつです)
そのため、あまり良いとは言えない年は手軽にワイン本来の美味しさを楽しめるチャンスでもあります。

ただし一般に流通している千円前後のワインは、あまりヴィンテージの影響を受けませんので、熟成させずに早めに飲んだほうが良いと思います。



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Posted by ヴィノキナワ at 15:29│Comments(0)ドメーヌ・ボワ・ルカ
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