2010年09月22日
カベルネ・フランの実力 ボワ・ルカ
Domaine des Bois Lucas 2002
ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ
ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ
ボルドーでは主にブレンド用品種として使用され、本来の特徴がつかみにくいブドウです。
ロワールでは赤の主力品種としてソミュール、シノンが有名で、美味しいワインもありますが、全体的に軽くフレッシュなワインで、パリではボージョレと同様、ビストロやカフェで良く飲まれるワインが多いそうです。
そのため、カベルネ・フランの個性は、渋み(タンニン)が少なく、やわらかい早熟型とよく言われていますがカベルネ・フランを主力品種としてブレンドしたシャトー・シュヴァル・ブランやシャトー・オーゾンヌは逆に晩熟型のグラン・ヴァンで、その実力は5大シャトーと同レベルです。
新井さんが目指したのもおそらくシュヴァル・ブランだと思いますが、ボワ・ルカのワインでも飲み頃の難しいのがこのカベルネ・フランで、大抵、早い時期に飲んで判断されてしまいます。
ヴィンテージにもよりますが、リリース後早くて1年か2年くらいでは本来のポテンシャルを発揮しますので、根気よく付き合わなければいけません。
味わいは、シュヴァル・ブラン級とはいきませんが、フルーティーでエレガントな、初のヴィンテージとしてはバランスの良いワインと思います。
画像のボトルは新井順子さん直筆のサイン入りボトルです。
Posted by ヴィノキナワ at 16:03│Comments(0)
│ドメーヌ・ボワ・ルカ
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